コレクターに人気が高い中国紙幣の種類

コレクターに人気が高い中国紙幣の種類

国内、海外ともに貴重なデザインや数の少ない状態の良い紙幣は、コレクターの中でも高値で取り引きされていることが多いです。その中でも人気が高い紙幣の1つが中国紙幣です。現在中国は電子決済が主流となっているため、紙幣での取り引きはほとんどの地域で行われていません。中国紙幣で特に人気があるのは現代に発行されていたものではなく、中国小銭や中国明朝の貨幣などが高値で取引されているのです。
数多くの貨幣の中で特にコレクターの中で人気があるのが、刀の形をした青銅貨である刀幣は、状態の良いものであれば10万円以上の価値があると言われていますし、現存数が比較的少なく、状態が良ければ一万円前後で取り引きをされている五銖銭などがあります。他にも開元通宝や咸豊通宝、宋銭、明銭といった各時代に流通されていた中国紙幣や貨幣は、コンディションの良し悪しで買取専門業者に依頼することで、適切な価値で査定をしてもらうことが可能です。

中国紙幣にプレミア価格が付いてるものとは

一般的に中国紙幣の相場は比較的安いのが特徴です。その理由は流通枚数が多く安易に入手できることを理由に挙げられていましたが、その中で額面の約400倍ものプレミア価格が付いているものがあります。その中国紙幣は「第4代人民元」で、中国で縁起がいいとされる7や8の数字が刻まれたものを取り扱う古銭ショップが多いのが特徴です。
現存しない広東省銀行が発行していた1931年の「1円札」もプレミア価格であり、折り目が付いていなければ約1万円で取引されています。折り目があると価値は大幅に下がってしましますが、その下落の理由は1931年は旧日本軍の統治下であったことから、比較的日本国内で今でも手に入れやすいのが背景にあります。戦時中であったこともあり、保存状態が極めていい状態のものは珍しいといえます。どちらの中国紙幣も高額な価格で取引されているため、買い手を見つける際はオークションを利用すると希望者がすぐに見つける傾向にあります。